怪しいパーツも売れれば本物?

どんな世界にも怪しいものというものがありますが、車のパーツにも怪しいものがたくさんあります。過去に合った静電気除去パーツなどもその一つでそれに全く効果がないことが分かり、売られることはなりましたが、それ以外にもたくさん怪しいパーツというものが堂々と売られています。そのパーツは商品名までは「大人の事情」というやつで言えませんが、要するに燃料系のパイプや吸気系のパイピング、エアクリーナーボックス、エンジン本体などに磁石や天然石のトルマリンなどを張り付けて車の性能を上げようとするものです。燃料系に張り付ければ、燃焼効率が上がって燃費が良くなるだとか、吸気系やエアクリーナーボックスにつければ吸気効率が上がって、パワーが出るだとか、カムカバーなどに張り付ければフリクションロスが減ったり騒音が減るなどと本当にそんな効果あるのかと疑問に思うことがたくさんあります。
確かに物質に何かしら磁力を与えたり、イオン化することによって変化が起こることが科家具的にわかっていることなのですが、それが燃費の向上やパワーアップにつながることが科学的、実質的に実証されているわけではありません。驚くのはその値段、タバコの箱ぐらいの大きさのもので1万円以上もするのです。効果があるかどうかわからないものにさすがに1万円以上は出せません。それでもそれなりに売れているというのですから、日本人のオカルト好きには困ります。磁石や天然石を車につけて燃費がよくなったり、パワーが上がるのであれば自動車メーカーがほっておくわけありませんし、モータースポーツ界でも使われることになるでしょう。
しかしこういったものを標準装備した車が発売されていることはありませんし、F1のエンジンに天然石が付いているところも見たことがありません。オカルトグッズは夢を買うもの、その夢がどれだけの価値観を持つかが買う人、買わない人の違いなのかもしれません。