直列エンジンとV型エンジンの違い

一般的な市販車に使われるエンジンは、大きく分けて2種類に分けることができます。
1つが軽自動車から大型車両まで使われる直列エンジン、そしてもう1つは大型乗用車によく使われることが多いV型エンジンです。
直列エンジンはその名の通りシリンダーが直線状に並んでいるもので、軽自動車の3気筒から大型乗用車などで使われる6気筒まであります。
対してV型エンジンもその名の通りクランクシャフトを中心にVの字にシリンダーが付いているもので、片バンク3気筒の6気筒エンジンが多く、わずかに片側4気筒の8気筒エンジンというものもあります。
スバルの車に使われている水平対向エンジンというのも理論的にはV型エンジンのシリンダーの角度(バンク角)を180度広げたものという見方ができるのでV型エンジンといってもいいでしょう。
さて、直列エンジンとV型エンジンどう違うのでしょうか?
このエンジンを使い分ける理由は、細かく言えばいろいろなことがあるのですが、一番わかりやすいのがエンジンの大きさです。
例えば6気筒エンジンを搭載するとします。
これを直列エンジンで作るにはシリンダーを6個、強度を損なうことなく並べなければなりません。
そうなるとおのずとエンジンの幅は細くできますが、長さが異常に長くなってしまうのです。
直列6気筒エンジンを好むBMWにボンネットの長い車が多い事で理解できると思います。
対してV型で6気筒エンジンを作るすると3気筒づつ左右に振るわけですから幅はそれなりに出てしまいますが、全長は単純計算で半分で済むという事なのです。
日産のフェアレディZの直列6気筒エンジンを搭載していた時のボンネットの長さとV型のVGエンジンを搭載した時のボンネットの長さが著しく違うことでわかると思います。
エンジンは車の中で一番重たい重量物です。
そのエンジンを小さくコンパクトにまとめるというのは、パワーだけでなく走行性能にも大きく影響してくるものなのです。